EMZTIMES

診療報酬改定の今後の影響

診療報酬の改定は、国・地方自治体が今後、どのような医療に力を入れていこうとしているかに影響されます。この診療報酬が改定されたことで、今後の医院経営にどのような影響があるのでしょうか。

32-1-min

1. 診療費はどのように改定されたか
診療費改定の1番のポイントは、急性期病棟の要件が厳格化されたことです。入院を長引かせず在宅復帰率を引き上げる方針になっています。このことから、救急患者や手術適応患者を多く受け入れていた医院では、病床の回転を意識せざるを得なくなりました。救急患者や手術適応患者が少ない医院では、地域包括ケア病棟への転換などを検討していく必要があると考えられます。
このほかにも、回復期リハビリテーション病棟で、リハビリ効果を評価するためのアウトカム評価が導入、療養病棟の医療区分の見直しなどの改定が行われています。

32-2-min

2. 改定の今後の影響
 診療報酬の改定は、要件が厳格化されて医院にとっても患者にとっても厳しいものとなっています。しかし、この診療報酬の改定をきっかけにして自院の特色を見直し、地域包括ケアに取り組んでいる医院などは、一定の成果をあげているようです。
 診療費改定により、救急患者や手術適応患者の対応が難しくなりつつあります。総合病院や大学病院と連携しながら、退院後のフォローや在宅医療などに力を入れる方向にシフトしていくことで、安定した医院経営につながっていくように思われます。

  • ミツモアバッジ